ずずずです。
コングロマリット企業であるGEがヘルスケア事業をスピンオフ(分離・独立)を発表しました。
スピンオフ時の取り扱いはSBI証券と楽天証券でどのように取り扱われるのか確認致しました。
スピンオフとは?
会社の1部門(事業)を独立させ、別会社として経営すること。
また意識すべき部分は下記になります。
・スピンオフすると保有している株も分割されます。
・元々の保有企業、独立した部門(企業)どちらも保有となります。
・証券会社によるが一般口座取扱いとなります。
基本的には証券会社が自動で対応する為、保有している投資家は対応すること無いとのこと。
保有していたら証券会社の対応はどうなるのか。調べてみました。
SBI証券の場合
全て一般口座に振替されます。
【5】コーポレートアクション
お客さまが特定口座で保有されている外国株式で、スピンオフ、買収・合併(株式交換・現金交換等)、ライツイシュー、資本返還、ETFにおけるキャピタルゲインの配分等の権利処理が発生した場合、当該株式残高は一般口座に振替えられます。また、税務上の取扱いが明確でない権利が付与された場合も、「源泉徴収あり」の特定口座内での処理ができないため、当該株式残高は一般口座に振替えされます。
分割した親会社も独立した会社の株どちらも一般口座となります。
注)スピンオフの注意事項
A株がB社をスピンオフ、とのコーポレートアクションを発表した段階で、A社もB社株も一般口座に払い出されます。また、A社株、B社株ともに単価調整は行われず取得単価はA社株で特定預かりの際に購入した際の取得単価を、「参考単価」として表示します。
特定口座で保有していても一般口座での取り扱いされます。
※SBI証券「外国株式特定口座でのお取引のご注意事項」より引用
SBI証券は、分割する企業、される事業(独立した企業)どちらも一般口座としての取り扱いとなることが分かりました。
楽天証券の場合
全て一般口座に振替されます。
コーポレートアクションの内容によっては、原則として一般口座に払い出した後、コーポレートアクションの手続きが行われます。コーポレートアクションが発生しても、特定口座で対応できる事例は以下のとおりです。
分割した親会社も独立した会社の株どちらも一般口座となります。
特定口座で保有していても一般口座での取り扱いされます。
楽天証券も、分割する企業、される事業(独立した企業)どちらも一般口座としての取り扱いとなることが分かりました。
スピンオフ後は株価上昇の可能性が高い
スピンオフ後の企業株価は上昇しやすいという情報もございましたので、1つのチャンスではあるかもしれませんがギャンブル要素もあるので手を出さないほうが無難でしょう。
スピンオフは米国では企業価値の向上をもたらす効果が高いと考えられており、実際に、スピンオフした企業を対象に株価を集計した指数は市場平均を大きく上回る。
【スピンオフ企業の株価パフォーマンスと市場平均】
下図は、ブルームバーグスピンオフ指数とS&P500指数を指数化して比べたもの。2003年初を100として、S&P500が2.3倍になっているのに対して、スピンオフ指数は5.9倍に達しており、市場平均を大きく上回る。
※取締役・執行役員向け研修なら、BDTIのコース、セミナー、e-ラーニング2017/04/スピンオフに関する税制改正案の内容.pdfのP10より引用
※取締役・執行役員向け研修なら、BDTIのコース、セミナー、e-ラーニング2017/04/スピンオフに関する税制改正案の内容.pdfのP10より引用
最後に
GE保有投資家としてスピンオフの対応や分割率など勉強のため保有し続けたいと思います。
情報含め分割が確定したら更新して身をもって勉強したいと思います。
一般口座での取り扱いが嫌だと感じるのであれば売却し、スピンオフ後に買戻しする方法が一番無難でしょう。
話題に尽きないGEでお勉強楽しいですね。
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